土地あれこれ
 工房を開くにあたり、場所について悩んだという話を良く聞きます。木屑と騒音のため街では開設が難しい上、地価も高く広い土地が確保できない、といった問題とも直面します。たまに良い物件があっても隣接する道路が狭かったり、土地が傾斜地であったりと、なかなか良いものには出会えません。私も20軒程の廃屋を見て回り、やっと大田村に落ち着くことができました。

 しかし、土地を手に入れたら今度は管理の問題も出てきます。当工房の材料倉庫は元々畑だったところに建っていますが、この地目が田や畑だと農地法により土地の売買や、利用などに様々な制限を受けます。この農地法をクリヤーして土地の名義を換え、事業に使っても良いという県知事のはんこをもらうまで1年半ぐらいかかりました。この頃は木工以外の雑多なことばかりで、やれやれというかんじでした。
         写真は仕事が忙しく荒れ果てた現在の家庭菜園と、草刈をしたその後。

 我が家の敷地は約500坪ありますが、これを全部切ろうとすると4時間ぐらいかかります。夏場の草の勢いはすさまじく、2、3週間に一度草刈をしなければなりません。怠ればマムシやイノシシが、家のそばまでやってくることもあり少々危険です。実際、銀色の材料倉庫の裏にはケモノ道があり、工房のすぐ上の林道では、鹿の親子や猪の親子と遭遇しました。猪は農作物を荒らすので農家にとっては大問題になっています。(2004.10)


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